植物や微生物の力で発電して光る「ボタニカルライト」が最近注目されているようです。
電源がない場所でも、植物が元気に育つ環境があれば持続的に電力が得られる仕組みで、防災対策などへの活用も期待されています。
植物は光合成によって成長に必要なでんぷんなどの有機物を作り、余裕のある分は根からも排出します。根の周りにはこの有機物をを食べて分解する時に電子を放出する微生物がいて、発電にはこういう植物や微生物の力を利用するそうです。
植物が根を張る土壌や水場に、プラス極の役割をする備長炭とマイナス極となるマグネシウムを差し込むと、微生物が放つ電子をマグネシウム板で集めて、導線で備長炭へ流す過程で電力が生まれます。発電によってでるのは水だけで、それは植物の根が吸収します。
このボタニカルライトの開発や普及に取り組んでいるのは埼玉県狭山市の「ニソール」という会社で、農業機器の電源をより身近な場所で取れないかと考えたことがきっかけだったようです。
東京農業大学の地域環境科学部では、発電に効果的な植物の研究もしています。常緑樹と落葉樹でも違いがあり、昼夜や季節によっても電圧の大きさが変化するみたいです。
いろいろな場所や状況への活用が考えられていて、将来的には山林や里山が、生物の多様性や景観を守りながらエネルギーの供給基地にもなり得る可能性もあります。
ボタニカルライト