ミュニシパリズムとは、地方自治体を意味する「municipality」に由来する言葉で、選挙による間接民主主義だけを政治参加とみなさずに、地域に根付いた自治的な合意形成をめざす地域主権的な立場で、市民の直接的な政治参加を歓迎すること。
言い換えれば、利潤や市場のルールよりも市民の社会的権利の実現をめざして、政治課題の優先順位を決めること。つまり、新自由主義を脱却して、「公益」と「コモン」を価値の中心とすること。
例えば、公共サービスや公的所有の拡充、市政の透明性や説明責任の強化、水道の再公営化、公営住宅の拡大、地元産の再生可能エネルギーの利用などの政策重視や推進。